しかし、本格的に活動を開始する時にもっと徹底的に考えなければならないことがあります。
それがどのように活動するか、どのような働き方を選ぶか、この点についてもしっかりリサーチしておく必要があります。
パーソナルトレーナーとしての働き方とは?
①フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動する。
②正社員としてパーソナルトレーニングジムに雇用してもらう。
③ジムを開業し、オーナー兼パーソナルトレーナーとして活動する。
僕が今回紹介したいのはこの3つの活動方法であり、いずれも僕は全て経験することができました。
それぞれのメリットやデメリットをお伝えしていきたいと思いますので、パーソナルトレーナーとして活動したい!活動方法を変えて、もっとステップアップしたい!そんな方に読んで欲しい内容です!
フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動する。
言葉通り、最も自由な活動ができるのがこのフリーランスであり、おそらく他の2つに比べて活動人数も最も多いのでは?
それほどフリーランスは人気で活動しやすい働き方なのです。
ここではフリーランスとして活動することでのメリット、デメリットを紹介していきたいと思います。
フリーランスのメリット
と言えば、ほぼ0円からスタートできることではないでしょうか? そして自分の時間を自分でコントロールすることができる自由があることです。
フィットネスクラブから小さなパーソナルジム、ヨガスタジオなど、施設と契約することができれば、それだけ多くの現場を知ることができます。
現場の雰囲気だけではなく、お客様の層や考えなど知る事は大きな財産になります。
また、最近人気を集めている「副業」としての活動が可能です。 「副業」についてはまたの機会にまとめていきたいと思いますが、時間を効率良く使いパーソナルトレーニング活動ができる非常に有効なモデルです。
フリーランスのデメリット
圧倒的な自由さと効率良く活動できる時間の中で、もっとも弱点となってしまうのが「個人の力」です。
パーソナルトレーナーはお客様とのトレーニングセッションによる報酬で生計を立てます。
当然、お客様なしでは成り立たないビジネスです。 そのための集客ツールとして、今ではSNSはじめ様々な媒体で広告を出しています。
某ダイエットジムのテレビCMも、何かとパソコンの下に表示される広告も全て、お客様に知って欲しい、是非ウチのジムに来て欲しい!との思いがこもった宣伝です。
皆さんもご存知の通り、メディアへの広告や掲載にはお金がかかります。(意外なくらいの金額がかかります汗) もちろん広告に出すことができればお客様の認知度は高まるかも知れません。
ただフリーランスや個人で副業として活動している方々にとっては、少しハードルが高いかと思います。
パーソナルトレーニングの前に、まず知ってもらうこと。 そこがスタートラインでありパーソナルトレーニングをするのは、その後です。
フリーランスとして活動するのであれば、まず知ってもらう難しさを乗り越える必要があります。
正社員としてパーソナルトレーニングジムへの雇用。
「パーソナルトレーナーになってまず初めに、どんな働き方からスタートしたいですか?」この質問を投げかけて、高確率で返ってくるのがこの正社員雇用です。
今はジムだけでなく、エステサロンや整骨院などを組み合わせ会社として経営している事も多く、一つの事業として店舗展開する会社も増えてきます。
こちらもメリットやデメリットを紹介していきます。
正社員雇用でのメリット
何よりも収入の安定ではないでしょうか?
どんな活動からスタートするにも、当然僕たちは収入がないと食べていけません。
その際に、固定の収入があると言うのは非常に魅力的なのです。
また、属しているという団結感も魅力の一つです。
自分の好きな仕事に打ち込む者同士、切磋琢磨して組織の中で活動するのは、僕も本当に刺激的な時間だったと実感しています。
もちろん、正社員として会社に貢献し全力を尽くすことが大前提ですが、固定の収入があり、一人のパーソナルトレーナーとして成長することができる現場、大人気なのも納得できますね!
正社員雇用でのデメリット
実際に正社員からフリーランスまたはジム開業など、独立をするパーソナルトレーナーが非常に多いのです。
様々な理由があるとは思いますが、ここでは収入と貢献度についてお話します。
経験豊富でパーソナルセッションが増えてくると、報酬に対しても欲が出てくることもあるかと思います。
頑張った分だけ、結果を残した分だけ評価して欲しい、報酬を上げて欲しいというのは軟弱な考えではありません。
もちろんそれは働くことへのモチベーションになるので拘って行くべきだとすら思います。
しかし、思い通りにこちらの考えがすんなり通ることの方が少ないでしょう。自分はこんなにセッションをこなしてるのに…。会社じゃなかったらもっと稼げるのに…。
そう、自分が考える貢献度に対する報酬、モチベーションの低下がデメリットに当たります。
ジムを開業、オーナー兼トレーナーとして活動する。
「いつか自分のジムを持ちたい!」これも良く耳にする言葉です。
もちろんどの働き方が一番すごいかと言った順位付けなどできないし、そもそも働き方に順位など存在しない。
ただ、多くの人がジムを建てたいという目標を持つという事は、簡単で気軽にスタートすることが困難ということも認識する必要がありそうです。
こちらも僕の経験談も含め、ご紹介します。
ジムを開業するメリット
僕は自分のコンセプトを大きく打ち出せることと考えます。
正社員雇用であれば、少なからずそのジムの方向性やプログラムに沿ったパーソナルセッションを行わなければならないこともあるのです。
フリーランスに比べても自分のジムを持って打ち出すという事は、より強いインパクトでメッセージを届けることができるでしょう。
そのコンセプトの打ち出し方はもちろんジムの内装、器具を選ぶ段階から始まってます。
そう、100%オリジナルの施設を作ることが出来るので、より拘った指導や思いを伝えることが出来るのが最大のメリットと考えます。
ジム開業するデメリット
それは廃業することで生まれる金銭的な負担ではないでしょうか? 僕もなかなかジム開業に踏み出せなかった理由はこれです。
開業するにも機材を購入する資金、物件を借りるための資金、そしてもし失敗してしまった時の喪失感。
僕は金融機関などに借り入れなどしなかったのですが、最悪な場合は借金のみ残ることも少なくないのです。
お店を作る、経営するという事は固定の支出が生じることもあり、活動方法としては最もリスクを背負わなければなりません。
もちろん店舗を作らないとできない経験や活動などもたくさんあります。
しかし、計画的な資金繰りや経営方針などがまだ定まっていないのであれば、少しハードルが高く感じてしまうというのが正直な考えです。
まとめ
今回、フリーランス、正社員雇用、ジム開業と紹介させていただきました。
どれも経験しなければならなかったことですし、現在ジムを経営している僕自身にとっては財産です。
どれも役に立たなかった事はないと思いますし、逆にもう少し経験したかったとすら思えます。
資格の勉強や自分のトレーニングなどの他に、実際にパーソナルトレーナーとしての経験は重要です。
それはデビューしてからも継続して経験し、吸収しなければいけません。
その中で働き方やどんな現場にいるかによって学べる事も変わってくるかと思いますので、是非楽しんでください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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