この記事は、フリーランスとして活動するパーソナルトレーナー、そしてマイクロジムを経営している人たちに向けて発信するだけでなく、
今からパーソナルトレーナーとして活動を始める、またはそのために毎日のように勉強していると言う人たちにも発信します。
実際にトレーナーとして活動しているし、集客やセッションもしっかりできていると言う人たちには、もしかしたら退屈な内容になってしまうかも知れませんが、そうではない人たちは正直に最後まで見て欲しいのです。
これを読めば全て解決!?
とか言うつもりはありませんが、どこかに落としてきたビジネスのツボを見つけるためのきっかけになるかも知れません。
そこまで長文の記事ではないので、ご自身に照らし合わせながら読んでいただけると幸いです。
自分という商品の販売方法&必要性
題名の通り、今回の発信内容は【自分の売り方を知る必要性?】
先に断っておきますが、僕の記事からは皆さんが馴染んでいるような機能解剖学、栄養学などの所謂「専門知識」を学ぶことはできません。
発信しないからです、そしてそれらの発信源として非常に優れたスクールや、トレーナーが数多く存在しているからです。
そのため僕は、それら専門知識を手に入れた上で、どのような使い方があるか?そして最高の武器として活用するにはどうすべきか?これらを主に発信していきます。
スキルなしで挑んだ僕の失敗談
パーソナルトレーナーとして何が必要か紹介する前に、僕の経歴を簡単にお話させてください。
これは、ビジネススキルの重要性を痛いほど実感し、今の僕をパーソナルトレーナーとして、そして講師として導いてくれた経験です。
僕は実は、パーソナルトレーナーを事業として活動しているのは2回目なのです。
隠さず言うと、1回目はお客様が全くつかず、資金も底をつき完全に食べていけなくなったのです。
当時、3カ所のジムで活動しており、移動含めて1日中営業活動をしていました。
資金が少なくなっている事に気づいていても、「きっとそのうち僕のトレーニング指導に興味を持ってくれるはず。」「みんながわかってないだけなんだ。」と思い込み、他の仕事もせずに問い合わせが来ないのも他のスタッフやお客様のせいにして、自分の力を過信していました。
僕には当時から、誰にもない肩書きがありました。
資格でもなければ、普通にトレーナー活動をしているだけでは絶対に持つことのできない肩書きです。
それを過信し、集客や自己ブランディング、カウンセリングについてなど全く勉強しなかったのです。
人間、お金がなくなると見栄もプライドもなくなるもので、心の芯から折られながら1回目のトレーナー活動に白旗をあげたのです。
メソメソしながら、なんでなんだろう…と考えて考えて思ったのは、
僕はずっと待っていただけだったと言うこと。
お客様は自然に振り向いてくれて、僕の指導をそのまま受けてくれると思っていました。
そんなことない!と思っていながらも、心のどこかで他力本願な気持ちは存在していたんでしょうね。
勉強してきたことも、大きな肩書きも、全く使えないまま白旗をあげて気づいたのは、パーソナルトレーニングの前に学ばないといけない事があると言う事。
それがビジネススキルでした。
なんでみんなに知られないの?なんで興味すら持ってくれないの?
不満に思いながらも、全く自分で勉強しなかったジャンルが目の前に叩きつけられた時、僕には絶望感は全くありませんでした。
これが足りなかった部分なら、ひたすら勉強してやろうと。どこまでも調べ尽くして、もう一回パーソナルトレーナーに戻りたいと。
コミュニケーション能力のために、他の接客業にアルバイトしたり、実際にいろんなサービスを受けてみたりしました。
お客の立場に立った時に、どんな感情になってどう思うのか?
調べるだけでなく、体験できる事があれば勉強だと思って行動してました。
僕の一番の得意分野は、カウンセリングです。
契約率は93%、恥ずかしながら完璧ではないものの、白旗をあげずに今まで来ました。
そして今は、トレーナーとして活動する人たちのサポート役として、発信しています。
個人に必要不可欠なビジネススキルとは?
はっきり言います。
パーソナルトレーナーとして活動していくのなら、ビジネススキルを学んでください。
以前、僕は「個人で案件獲得する方法大公開!」という有料記事を出しました。これもパーソナルトレーナー、マイクロジム経営者に向けたビジネススキルに関する内容でした。
しかし、あくまでも発信したのは方法であり、なぜビジネススキルが必要なのかを書いたものではありません。
■理由や重要性を理解することによって、今後の活動にも生きてきます!
パーソナルトレーニングというサービスも立派な仕事ですから。
生計を立てる上で避けて通れない道のため、じっくり考えていきましょう。
実際、雇用してもらうのは困難なのか?
私も実は以前、資格を取得するためのスクールを開講していたことがあり、トレーナーを目指す生徒さんの声は現場で聞くことができる環境にいました。
その生徒さんたちが入学前に口を揃えて言っていた言葉があります。
「最初は正社員として雇用してもらい、現場で経験を積みたいです。そしてクライアントもついて自分も経験を積むことができたら、独立してジムを作りたいです!」
ここでの雇用するジム(会社)としての立場的なツッコミ所は置いておいて、ほとんどの生徒さんが最初に口を揃えていたのは間違いないのです。
しかし、非常に残念なことがあります。それは、
新しいトレーナーを求め、雇用できるジム(会社)がほとんどないからです。
安定した収入を求めたトレーナーと、もはや人件費を出すことも難しい経営状態にあるジム(会社)が非常に多いのです。
求人サイトを見てみても、数年前に比べて募集は減っているし、僕の元にも「トレーナーとして働かせてください!」という問い合わせがあったりします。
「就職保証」という言葉を聞いたことがありますが、特にこの数年で時代も大きく変わり、自分自身で切り開かなければならないようになったのです。
それでは今後、どんなことを学び、身につけていけば良いかを紹介します。
その前に、今から紹介する内容を「自分でこんなことまでやるのは大変だな〜。」と思いながら読むのではなく「会社や大きなジムってこんなことまでやっていたんだな、すごいな〜。」程度の受け方で読んでみてください。
ビジネススキルの扉を少しだけ覗くことができますで。
自分が何者なのか、考える。
これはシンプルに言うと、ブランディングです。ブランディングとは、自分の商品やサービスを高価に見せたり、それこそブランド品のように見せることではありません。
周りと比較化された、あなたにしかないオリジナルを見つけ、考えることです。
「安い、早い、うまい!」と言うキャッチフレーズも、特別高価でブランド品のような存在感はありませんが、美味しい料理がすぐ食べることができ、しかも安い!という差別化されたアピールが」完成するわけです。
大手のジムや有名なパーソナルトレーナーもこのような自分ならではの場所を持っています。
あなたの居場所、あなたならではのパーソナルトレーニング、考えてみましょう。
■まず自分という商品を作り、自ら「これが自分という商品だ!」と認識する事。
自分の存在を知ってもらう。
おそらく、これができたらフリーランスとしての活動はスタートできます。逆に言うと、ここが一番難しいところでもあり、コストもかかり手間もかかる所です。
大手のジムや会社なら、多額の資金を使って広告を出すことが可能かも知れません。しかし、一人のパーソナルトレーナーとして、テレビのCMに出すレベルの資金が出せますでしょうか?
CMまでとは言わなくても、SNSの広告や情報誌など、紹介されている場所ではほぼ広告費が発生しています。
フリーランスとしてその資金がない、又は他の運用資金として使いたいと言うことから、ほとんどのトレーナーがSNSなどで集客します。
つまり、人に知ってもらうための情報発信を自分からやらなければいけないと言うことです。
■どんな良い商品でも、知ってもらわない限り売れることはない。そのために動けるのは自分自信だということ。
入会してもらうためのカウンセリングをする。
これはジムによって異なる場合が多いのですが、体験やカウンセリングに来られたお客様に入会してもら話なければなりません。
中には入会対応までは受付スタッフ、入会後からトレーナーの登場、このような役割分担が成り立っている現場も少なくはないのです。
先ほど集客の紹介をしましたが、もちろんその延長上でカウンセリングや入会対応まであなたの仕事です。
パーソナルトレーニングは安い買い物ではありません、それでも入会したい!このトレーナーに見て欲しい!と思ってもらえるための価値を与えていきましょう。
■商品を知ってもらい、プレゼンやアピールできる機会が出来たなら、しっかり自分で対応すること。
お金の管理
売上が上がって、自分も立派なパーソナルトレーナーだ!と喜びたい気持ちは非常によく分かりますが、現場意外での小難しい仕事を忘れてはいけません。
それがお金の管理です。
皆さんが今からスタートさせようとしているのは、商売であり、事業であり、自分だけの小遣い稼ぎではないのです。
しっかり管理して守らないといけないことがたくさんあり、正直苦手な人が多いのではないでしょうか?
そして、お金の使い方にも注意していきたいところです。
もう一度言いますが、小遣いではないのです、今後のトレーナー活動を見据えた使い方や貯め方、事業で最も重大なポイントになるため忘れないでおきましょう。
■稼いだお金は自分だけの小遣いではない。事業として活動する上で必要な知識も学んでいかないといけません。
ビジネススキルを身につけ、活動してみよう!
簡単にではありますが、フリーランスとして身につけたいポイントを紹介させていただきました。
同時に、大手ジムや会社組織がどのような働きをしているかも、少しだけでもわかっていただけたかと思います。(まだまだたくさんの事がありますが)
これだけ見ると、「やっぱり大変そうだから諦めようかな」という方も出てきそうですが、このご時世、正社員雇用を探し見つけ出す方が大変かと思います。
そして、給料の面でも頑張った分だけしっかり手元に残る、フリーランスはやはり魅力的に思えてきます。
それでもやはり雇用が良い!という人たちは、失敗した時のリスクを一番に考えている人たちです。
僕は「大丈夫です!」とは言いませんし、何よりも失敗できない理由は人それぞれ違います。
それは家庭環境や金銭面など、他人が踏み込んでいけるボーダーでもないので、仕方ない事だと思います。
実際に僕が運営しているパーソナルトレーナーやジム経営向けのコンサル生の中にも、すぐにスタートした人もいれば、何度も考えて入学してくれた人もいます。
それほど知らない世界に踏み入れることに不安はありますし、勇気も必要だということです。
ただ、パーソナルトレーナーとして仕事をしてみたいのであれば。好きな事でお金を稼いでみたいのであれば、打ち込んでみてください。
僕は今はほとんど現場から引退し、トレーナー育成に携わっていますが、大好きな運動に関する仕事ができて、本当に楽しかったですよ。
皆さんの今後のパーソナルトレーナーとしての活動を応援しております!
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