今日は、パーソナルトレーナーが「稼げるか、稼げないか」についてお話していきます。
このテーマは、僕もよくいただく質問であり、主にこれからパーソナルトレーナーを目指す人からされる質問です。
転職や副業としてパーソナルトレーナーを目指す中で、今から自分がスタートさせようか考えていることは正しいのか?本当に稼げるのか?大丈夫なのか?
このような不安から、僕のようなパーソナルトレーナー向けのアドバイザーなどに質問するのかと思います。
実際にこの稼げるか稼げないかの僕なりの考えをお話した後、ではどうすれば稼げるか?
ここについても触れていきたいと思います。
・これからパーソナルトレーナーを目指す人
・目指すにあたって不安な人
・目指すに当たって背中を押して欲しい人
・稼げる働き方とは?
・具体的にどのくらい稼げるのか?
・フリーランス稼ぎ方ロードマップ
本題の答えを言っておりませんでしたが、パーソナルトレーナーは稼げます。
もちろん集客、コミュニケーション、指導内容など取り組むことは様々ですが、総合的に見て稼げると思います。
「それはあなただから…」
と思う人がいれば安心してください。
今回は個人の能力的な観点からのお話ではありません。
そのため、全員が同じレベルとして考えてもらい、その業界の中でどのような活動をするかを考えてみてください。
僕はよく聞きます。
「稼げるかって聞くけど、いくら欲しいの?」
すると大体の人がこう答えます。
「月に30万は欲しいです。」
打倒だと思います。
20万であれば、稼げてはいるけど「標準」的な印象があると思います。
昨今の景気を考えても、月に20万円の収入があれば充分かという考えもありますが、あくまでも「稼げるか」でテーマです。
月20万を求めるのであれば、「稼げるか」ではなく「安定できるか」であり、
「安定+」を求めて「標準以上に稼ぐのであれば、月30万という数字が出てくるのでしょう。
皆さんはいかがですか?
確かに30万あれば生活面でも安心できるかも!
正社員としてパーソナルトレーニングをすることで、果たして稼げるのか?
僕としては、あえて「稼げない」と答えます。
正社員雇用のメリットは「安定」であり、それ以上の収入を狙うのは厳しいというのが正直な答えです。
会社によっては基本給+歩合などのように、セッションをこなすだけ収入が増えるということもありますが、それでも数万という数字は動きません。
歩合でプラスされる金額もチェックしておきたい!
そうなると、皆さんのイメージしている稼ぐというレベルには達しないのではないかと思います。
「稼ぐ」よりも「安定」を求めるのであれば正社員としての活動は非常に心強いと言うことです。
※安定すらしない、そして基本給が非常に低い、このような会社では、安定も稼ぎも不可能なので、考え直す又は辞めた方が良いと思います。
しかし、自分のセッション数などを考えた上で、もっと収入が欲しい!と考えるのであれば、決して稼ぎやすいわけではありません。
雇われているということは、リスクも低いですが、その分収入も変わりにくいのです。
正社員雇用のメリットとデメリットは再確認した方が良いかも!
そう考えると、やはりフリーランスやジム開業しているパーソナルトレーナーは「安定」以上に稼げる可能性があるということです。
あえて可能性という言葉を使いますが、可能性がないのとあるのでは、活動の仕方もかなり変わってくると思います。
それではなぜ、フリーランスは稼げるのか?
ご存知の通り、お客様が多いほど収入が増えるからです。
もちろん集客や場所の手配、経理的な業務も全て、自分でやることになるのですが、その分自分に収入が入ってきます。
これは大きなモチベーションになりますね。
それでは次に、具体的にどのくらいの行動で「稼げる」のボーダーに乗るのか?
考えてみましょう。
まず、稼げるのボーダーを今回は30万として考えてみましょう。
そのために、まず決めておかなければいけないのが、
・オススメのコース(8回、16回など、まとめたお得のコース)
・かかってくる出費(ジムのレンタルなど)
最低でもこの三つを決めておかないと稼げるかの議論もできなくなります。
まず、単価(一回のセッションの料金)を8,000円にしたとします。
そして、16回コースの料金を120,000円とします。(8,000×16回で128,000円ですが、お得感をつけて一回分おまけします)
レンタルジムの費用ですが、大体の平均をとって2,000円としましょう。
まず、一番難しいのは、単価8,000円のパーソナルセッションを37.5人に提供するということです。
確かに人数を集める方が大変そう!
パーソナルトレーニング活動で非常に難しいのは「集客」です。
その集客を約38人に行うとなると、難関度は非常に高いです。(ほぼ無理です。)
そのため、ここでは16回コースを3人に提供する方が効率的です。
ここで皆さんの反応は2つに分かれます。
・3人で良いなら、何だか行けそうだな。
皆さんは、後者でいてください。
確かに120,000円という料金は決して安くはないですが、何もこの値段を約38人に提供するというわけではないのです。
3人で良いのです。
高額なパーソナルトレーニングの価値を、そしてそれでもやってみたい
と思わせるアピールを、たった3人に与えるだけです。
そして、2〜3ヶ月後もずっと新しいお客様を見つけないといけないかというと、これも少し違います。
16回のパーソナルトレーニングを終了した後、もう一度継続して購入する人だって少なくありません。
確かにお客様とトレーナーの間に信頼関係がないと継続は難しいですが、その前に16時間も共に過ごしのです。
そこで信頼を獲得し、「ただのトレーナーさん」ではなくなっていれば、充分に可能性は出てくるのです。
現実的に考えて、少し行けそうな気がしませんか?
可能です。
極論ですが、先ほどの料金設定であれば僕たちに残る利益は、単価8,000−ジムレンタル費2,000なので、6,000円です。(16回コースでのおまけや細かいことは一旦省きます)
もしあなたの集客やトークが魅力的で、来る人みんなが契約し、一日に8本のセッションをしたらいかがでしょうか?
仮に週5日の活動であれば、8本のセッション×稼働5日×4週間となり、1ヶ月でなんと160本のパーソナルトレーニングをすることになります。
そして後は、その160本に利益の6,000円を計算すると、
月960,000円
という収入を得ることだって夢ではありません。
さすがに160本は想像できないという人、100本ではいかがでしょうか?
パーソナルトレーナーであれば、よく話題に出る数字が、「1ヶ月で100本」です。
この目標を達成させることでも、
6,000円×100セッションなので、600,000円の利益となります。
ちなみに、気付いた人も多いかと思いますが、レンタルジムにはいくら払ってるんでしょうか?
レンタル費は2,000円としていましたので、100本では200,000円、160本では320,000円のレンタル費です(レンタルジムとしては最高の顧客ですね)
結構な金額をレンタル代に払っているね!
なんか良い方法はないか?
ここでやってくるのが、ジムの開業です。
初期費用なども大きいですが、ここでは家賃に注目します。
地域などによっても大きく変わりますが、1ヶ月に100,000円の家賃が発生するとします。
しかし、この家賃100,000円と、ジムのレンタル50回分は同じ料金です。
つまり、セッションが50本を超えるなら、ジムを開業した方が利益は残るのです。
そして、先ほどの160本のパーソナルセッションを自分のジムで行った場合、
単価8,000円(レンタルではないので6,000ではなく8,000ですね)×160本−ジム家賃100,000円なので、利益は
1,180,000円となります。
100本のセッションでも、
8,000円×100本−100,000円なので
700,000円となります。
ちなみに私は、今までに1ヶ月だけ、200本を超えた月がありました。
興味がある人は、計算してみてください。
もちろん、家賃の他にもいろいろお金はかかります。
夏であれば空調もつけますし、一日中つけていればそれなりに高くつきます。
集客のための広告を出せば、月々決まった支出も出てきます。
しかし、稼げるかというテーマに対しての答えとして僕が言いたいのは、
フリーランス、ジム開業は稼げる。
そして、その可能性が十分にあるということです。
リスクは多いけど、やり甲斐も感じられるね!
※月の150〜200万の収入で「稼げない」というのであれば、それはパーソナルトレーニング自体が稼げないビジネスです。
そのような人には、動画コンテンツなどを作り、直接指導ではなく複数に対して発信をするなど、提供方法を変えることをオススメします。
いかがだったでしょうか?
パーソナルトレーナーは稼げるかというテーマに対して、僕は極端にもフリーランスは稼げるという表現をしております。
しかし、正社員の雇用もしっかり安定した収入を得ることができますし、まずはそこが一番大事になってきます。
ただ、将来的なビジョンとしてもっと稼いでいきたいと考えるなら、是非独立を考えてみても良いかと思います。
パーソナルトレーニングという商品は決して安くはありません。
その高額な商品を売れるか売れないか。
そこが稼げるかどうかの瀬戸際です。
そしてその可能性は、あなた次第です。
また、働き方によってのメリットやデメリットもまとめておりますので、こちらからご覧ください。
ご質問等ございましら、問い合わせフォームまでお願いします。
「カウンセリング希望」といただけましたら、ご案内もさせていただきますので。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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