皆さんがパーソナルトレーナーを目指し始めたきっかけは何ですか?
おそらくきっかけになったのは、稼げそうだからとか流行っているからとか、そういった理由ではないと思います。
これまで関わってきたパーソナルトレーナー、そしてコンサルの生徒さんもみんな、きっかけはほぼ同じ。
「運動や筋トレの楽しさ、身体を変える喜びを伝えていきたい。」
皆さんもおそらく同じではないでしょうか?
そう考えると、今回紹介する「自分自身のトレーニングや食事の改善。」は全く心配ないように思えます。
皆さんが一番経験してきたことが商品になるので、指導にも説得力が増すはずです。
確かに勉強だけでなく、経験したことは説得力が違う!
しかし、ここでもどうしても偏った経験のままトレーナーを目指してしまうケースが多いのです。
確かにパーソナルトレーナーとして自分の身体作りや食事内容のチェック、姿勢や健康に関わる経験は必要です。
どんなに詳しくても、トレーナー側が全く健康的な身体ではなく、運動も未経験でタバコも吸う、これでは説得力がないのです。
知識があって実績も残していれば良いのでは?
という人もいますが、人間外見での第一印象で90%の信頼が決まるという話もあります。
中身を磨けるなら外見も磨けるはずです。どちらかではなく、両方整えなければならないのが接客業です。ここは徹底しておきましょう。
話を戻して、今回、紹介しておきたい経験しておいた方が良いことはこちらです。
・有酸素運動にも日常的に挑戦する。
・身体の痛みや疲労感にも目を向け、ケアする。
・実際にダイエットをしてみる。
・様々な食材に挑戦し、体にどんな反応があるか確認。
正直私もトレーナーとしてデビューした後に、経験不足だったな…と反省したことはたくさんあります。
しかしこれらは最低限身につけておくと、実際に現場に出た時に半分以上は対応できるはずです。
説明できるだけでなく、実際の体験からのオススメやアドバイスは非常に心強く、お客様にとっても権威性が生まれるのです。
皆さんの大好きな分野かと思います。楽しみながらしっかり経験し、モノにしていきましょう。
中でも筋トレが好きでパーソナルトレーナーを目指している人は非常に多く思えます。
実際に筋トレをメインにトレーニング指導している人は非常に多く思えます。
筋力トレーニングを継続していると、教科書に載っていないフォームやコツがわかってくると思います。
そしてこの経験こそが指導の引き出しとなるのです。
もちろん実際に経験した感覚のみを信じるのではなく、教科書と照らし合わせ、両方を掛け合わせる事が必要となってきます。
大切なのは、「教科書に書いてあったからこれで正しいはず!」「教科書なんてあてにならない!」と、両極端になってしまうことです。
特に後者は、最終的に「資格なんて必要ない、現場での経験だけでもうまくいく!」などの考えにもなってしまいますので、注意してください。
両方から満遍なく吸収することが大事!
そして筋トレにも様々な目的があり、それぞれ手段も異なります。
ボディメイクのための筋トレなのか、スポーツ強化のための筋トレなのかでも細かい方法が変わってきます。
そのため、私たちは1種類の固定的なトレーニング方法に囚われない事が大事です。
特に、特定のスポーツやコンテストなどに参加し続けている人は、それ以外の筋トレに馴染みがなく、指導の幅も制限してしまうことも非常に多いので幅広く、気嫌いせずにいろんなジャンルの筋トレに挑戦してみてください。
パーソナルトレーニングに有酸素運動の導入は珍しいように思えますが、オススメしたい運動であれば積極的にお客様に提案しましょう。
ここで大切なのは、「自主練習」などジム以外での運動を提案する事があれば、必ずトレーナーも経験しておく事です。
家などで難しいエクササイズは提案しないかとは思いますが、お客様からしたらトレーナーがいない環境でのトレーニングは不安です。やり方が間違っていないか?強度は大丈夫か?
そのような「自主練習」の提案をする時、トレーナーにはやはりそのエクササイズの経験が絶対的に必要なのです。
有酸素運動だけではありません、簡単な腕立て伏せや腹筋運動なども実際にトレーナー側も経験済みで、実際にやってみての難しさや苦しさ、どのような方法で行うのが望ましいかを把握してからプログラム作成に入りましょう。
提案するトレーニングは全般的に経験しておく方が良いですね!
トレーニングを受けるお客様はもちろん、ハードな運動に耐えて目標達成を目指します。
その中で身体に蓄積された疲労感などはお客様からしたら馴染みのないものです。
その時にどのようなケアの方法を提案できるかは、日常的に運動している皆さんによるアドバイスが心強いのです。
特にダルさを訴える疲労感の他に、身体の痛みに関してはトレーナー側もしっかり気を配り、お客様の反応から目を逸らさないように注意してください。
身体の反応はもちろん、人間の身体は機会のように全て同じように作られていません。
皆さんのオススメの方法がお客様に完全にマッチすることは確実ではありませんが、紹介はできます。
機会があれば是非行ってみてください!
このようにプログラムとしての提案ではなく、知らなかったことに対する解説やオススメ紹介などはサービスの一環です。
そのため、私たちも運動だけでなくケアしたり疲労回復に関する体験をすることも非常にオススメです。(意外なくらいケアの方法など話が盛り上がりますので砲塔にオススメです。)
ダイエットは今でもパーソナルトレーニングの目的としては一番多い要望かも知れません。
おそらく皆さんもダイエット指導の経験は今後していくことになると思いますし、現在もしているかとも思います。
ダイエット指導ほど、自身も体験しておいた方が良いものはないと言っても過言ではありません。
もちろん食事内容のバリエーションやエクササイズの種類などの提案に活かす事もできますが、ここで強調しておきたいのはメンタルケアです。
筋力アップや姿勢改善、様々な目的がある中で最もお客様が気持ち的に厳しさを表してくるのがダイエットです。
多少なりとも空腹感もあり、なかなか効果が見えない時は気持ち的にも落ちてしまうものです。
その時、メンタルサポートできるのは、やはりダイエットや減量経験があるトレーナーです。
勇気付けるだけでなく、具体的な策など提供する事ができれば、お客様も信頼感を覚え一人で戦っているのではないんだという安心感も持つようになります。
やった人間にしかわからない気持ちは存在します。
パーソナルトレーニングはお客様の一人歩きではなく、トレーナーがサポートについたチーム戦です。
ここで相手の気持ちも分からずに「頑張れ!やればできる!」という応援は逆効果になることもありますので、充分に気をつけてください。
ダイエットは特に心のサポートも必要になるかも。
身体作りではご存知の通り、運動以外にも栄養についての知識が必要不可欠です。
そして知識だけではなく、ここでも経験があると説得力もあるし提案する理由も明確になります。
先ほどもお伝えした通り、人間の身体には様々な反応があり、全く同じ身体という人間は存在しないでしょう。
それだけに私たちも多くのバリエーションの食事を経験しておく事が重要です。
自分は自分の筋トレをせず、幅広い運動を経験することと同じで、自分にマッチした好きな食べ物ばかり食べるのはどうしても偏りが出てきてしまいます。
パーソナルトレーニングのために、嫌いな食べ物を食べてみてください。それもお客様へのアドバイスになり、経験という投資です。
私も実際に現場に出ていて、自分が食べたことのない食材や調理法などの質問に対し、返答に困ったことはたくさんあります。
世の中の全ての食材、調理法を経験することは求めません。
そんなことしていたら、他に経験すべき運動や勉強すべき理論などもたくさんあります。
大切なのは、幅広い情報提供をするために、「自分のやり方はこれ!」「私はこれで充分なんだ!」と自分を縛りつけないことです。
勉強も大事ですが、経験も大切です。
パーソナルトレーニングの本文である指導内容にもなりますので、経験に時間もお金も投資してください。
・自分の得意な運動ばかりしない。
・慣れない運動にも積極的に取り組む。
・しべてお客様への指導内容となる。
・経験にも時間とお金を投資する。
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