前回は、「ショート動画」についての概要や具体的な進め方をお話しました。
そして今回は、ショート動画を作成するにあたり、ありがちなミスを紹介します。
せっかく作成した動画も、ちょっとしたことで台無しになってしまったり、逆効果になってしまうこともあるため、しっかりと踏まえておいてください。
ショート動画作成で気をつけたいポイント
BGMの音量が大きい。
これは、ショート動画だけでなく、YouTubeなどでも稀に見ることでもあり、コメント欄に書かれているケースもあります。
発信者の声の大きさを、BGMが邪魔してしまうことが稀にあり、これはただの雑音となってしまいます。
BGMはちょっとした飾りであり、目立たせないことが重要です。
ここで認識しておいて欲しいのは、「発信者と視聴者の立場」です。
発信者は、より多くの楽しみを提供しようとします。
視聴者は、より多くの情報を得ようとします。
この温度差が、必要なものと不必要なものを分けるのです。
発信者は良い情報を流行のBGMに乗せてクオリティの良い動画に仕上げようとします。
しかし、視聴者が求めるのは聴きやすい、ストレスのない動画です。
発信者としては物足りないレベルのBGMでも十分に飾りとして活躍してくれますので、BGMの音量には十分に注意して見て下さい。
加工が多い。
特にtiktokのような編集機能が多かったり、加工によって完成するポップな動画が注目されやすい場所では、
どのような加工を加えるかも楽しみの一つです。
しかし、何度も言うように、あくまでも大切なのはわかりやすさであって、「映え」ではありません。
映えを意識した加工での動画を必要とするのは、タレント性のあるインフルエンサーや、自分のキャラクターを売り出している人です。
僕たちの商品が「健康に向けての情報」であれば、このような加工を使い、逆にわかりにくくなってしますのは避けなくてはいけません。
逆に自分のキャラクターをもアピールし、集客のための武器としようというブランディングなのであれば、加工を使った自己PR動画と分けてあげると良いです。
自己PRのための動画と、情報発信動画を完全に分けて発信することによって、お互いが喧嘩せずに広がっていきます。
一番注意したいのは、ノウハウ動画を加工まみれにしてしまい、わかりにくい動画を作成してしまうことです。
動画作成する中でたくさんの機能があることに楽しみを覚えるのも良いですが、ここは注意も必要です。
テロップと自分が干渉してしまう。
これは動画を撮影するときから気をつけておきたいことなのですが、
「画面のどこにテロップが入るか」「自分が画面に近すぎないか」
など考えておかないと、動画編集の際に見せたいフォームと載せたいテロップが重なってしまい、
最悪な場合、両方伝わりにくいものになってしまいます。
そのため、初めから画面のどの辺に自分が写っていれば大丈夫かを想像しながら撮影する必要があります。
これに関しては、何本も動画を作成することで慣れていくのがベストです。
そして、どんな動画にしたいか、構成と配置なども細かく頭で浮かべながら撮影することをオススメします。
大事なことを繋ぎ合わせたら、こんな動画になった。ではなく、最初に頭で完成形を想像します。
そして、そのゴールに向かって大事なことを繋いでいく方が良いです。
音声が聞き取りづらい。
BGMに関しても同じですが、音は人にとってストレスになりやすいものです。
そのため、自分の音声を録音して解説する人は注意が必要です。
確かに音声を入れての解説はわかりやすいですが、これもクリーンで聴き取りやすければの話です。
そのために、一番はマイクを購入することをオススメします。
なぜマイクが良いかと言うと、外部の雑音などをカットし、近くの音だけを拾うことができるからです。
実際に僕もワイヤレスマイクを使っていますが、広い場所での声の響きも、道路での車の騒音も、そこまで目立つことなく助けられてます。
今後、動画コンテンツをたくさん作ると言う方には、オススメの投資です。
また、周りの騒音がなければ、機器の近すぎる場所で話すことも控えてください。
機器にもよりますが、マイクの部分に声が近すぎると音声が割れてしまい、非常にストレスな音声で再生されることが多いです。
そのため、録音するときはマイクから少しだけ距離を開けて、比較的明るめの声で録音してみてください。
音声が割れることなく、クリアな状態を作ることができます。
※機器や場所によって差がありますので、どんな録音の方法が良いか探してみることをお勧めします。
まとめ
以上、注意点を紹介しました。
3つとも最初は必ずやってしまうことですし、何回か作成して初めてわかることでもありますので、まずは動画を作成するところからスタートしてみてください。
最初から完璧な動画を作ることは難しく、ほとんどのクリエイターも何回も作成パターンを変更し、
現在の動画を投稿しているはずです。そして今後も変わっていくはずです。
なので僕たちも、最初から成功する動画を目指さなくても良いです。
実際に動画のトレンドも変化が激しく、固定的な正解と言うのは存在しません。
そのため、他SNSと同様、どのような動画が注目を集めているのかなどもリサーチが必要です。
発信するだけでなく、その場でのリサーチ、ここも忘れないように、進めてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント